教育・研究の特色

01. 県立恐竜博物館との強力な連携体制


・研究設備の共同利用による最新の教育・研究

・博物館の研究職員が担当する実践的な講義・実習の実施

・展示や収集などの学芸に関するノウハウの学習


02. 現場重視ーフィールド科学の実践ー


・県内各地域における発掘・地質調査等、現場活動を重視

・現場情報を適切に判断し、対処する実践的スキルの習得


03. 国際的視野に立つ教育・研究


・恐竜研究センターとして、世界で活躍する研究者による学生指導や海外研究機関との共同研究により、先端的研究の推進と国際的感覚の養成


04. 先端技術による研究


・CTスキャンやVRなどの先端技術によるデジタル古生物学研究の確立

・県内の古生物・地質資源のデジタルアーカイブ化

・恐竜を活用した福井県の魅力度向上


恐竜学部で学べる事


化石の発掘


福井県勝山市北谷恐竜発掘現場での、実践的な化石発掘を行う。

クリーニング


発掘した化石を岩石から取り出し、修復・補強する。

レプリカ標本作成


石膏や樹脂を使い、実物化石の型取りを行うことで、研究・学習用標本を作る。


標本展示


県立恐竜博物館の職員や教員の指導を受けながら、博物館の展示を自身でデザインし、発表する。

 

古生物3Dモデル作成


実際の化石からコンピューター上で3Dモデルを作り、バーチャル空間で展示・観察を行う。

参考:福井バーチャル恐竜展

 


上記は一例になります。

カリキュラム


4年間の学習の流れ


1年次

基礎の徹底

多様な教養科目と基礎科目を学ぶ

文理横断的に幅広い知識を身につけ、物事を多面的に考え行動できる能力を身につけます。

講義例

脊椎動物の進化、地球史入門、地球環境学概論、恐竜学、地球科学フィールド実習Ⅰ、古生物学概論など


2年次

知識を深める

専門基礎知識と調査研究手法を修得する

恐竜をはじめとした古生物学や地質学・古環境学に関する専門基礎科目を中心に学び、専門知識と調査研究手法を修得します。

講義例

進化生物学、古生物学Ⅰ(脊椎動物)、地質調査法実習Ⅰ、ジオパーク学、恐竜学特論、デジタル古生物学概論など


3年次

専門性を磨く

より高度な専門知識と技術を身につける

 

2つのコースに分かれ、少人数で専門応用科目を学びます。

また、実験や実習、フィールドワークをとおして課題解決能力や、表現力、思考力、コミュニケーション能力を修得します。

 

講義例

コンピュータグラフィック概論、古植物学、恐竜発掘実習、古生物学課題演習、地質学課題演習など


4年次

研究成果をまとめる

卒業研究を行い、研究成果を執筆・発表する

 

 これまでに修得した専門知識と技術を基に、担当教員の個別指導を通して、研究計画を実践し、

成果を執筆・発表する技能を身につけます。

講義例

卒業演習Ⅰ・Ⅱ、卒業研究、博物館実習など